古民家カフェで引出しを増やす!

こんにちは、デザインチームの瀬尾です。
梅雨に入り、じめっとした日が続いていますね。湿度が高くなりますので、雨の晴れ間も油断大敵。熱中症にもご注意くださいませ。

さて、本日は久しぶりに、カフェのご紹介をしたいと思います。個人的な話ですが、最近、私の中で関市が熱いです。本日ご紹介させて頂くお店も関市です。時間に少し余裕ができると、古民家や内装にこだわったカフェを訪ねるのがささやかな楽しみでして、かねてから行きたいなぁと思っていたお店に先日お邪魔できました。

外観から痺れますね(笑)風情のある素敵な趣です。アプローチの石畳も良い感じですよね。生憎の雨でしたが、庭木に滴る水滴が良い雰囲気を出していて、これもまた有り、という気分でした。また晴れた日にも行きたいですけどね。

入口には胡蝶蘭が飾ってありました。昨年オープンしたそうで、もうすぐ1年を迎えられる頃でしょうか。

照明器具の使い方がオシャレです。住宅の場合で考えると少し贅沢な使い方かもしれませんが、必要なところに必要な器具を設えるのはメリハリがあって良いですよね。参考にしたいなと思って思わず写真を撮ってしまいました。

中の雰囲気も素敵です!痺れますね(笑)雨にも関わらず、入ったときはほぼ満席でした。そのおかげか帰りは最後になりましたので、人がいないところを撮らせて頂くことができました。

内装の雰囲気と家具の相性もピッタリですね!キッチン(厨房)前にある収納スペースも良く工夫されているなと思いました。勉強になります。
梁の雰囲気もとっても素敵で、思わず見惚れてしまいました。マニアックな視点で恐縮ですが、奥に見える丸太梁も最高ですね。

何を撮っているんだと言われそうですが…表に見える梁と奥に覗く梁に何とも言えない味を感じまして。先人がしっかりと建てて残してくれた建物を、きちんと生かして新しい形にするリノベーション、難しいこともたくさんありますが、それ以上にやりがいも楽しさもあります。今回ご紹介した建物は弊社の工事ではありませんが、躯体がしっかりしている古民家は、やはり大切に次の未来へ残していきたいなと改めて思いました。

お店の中から外を眺めた雰囲気も落ち着いていて好きです。お庭もよく手入れされていて、外観とマッチしていました。夏を迎えたときの苔の雰囲気がまた楽しみだなと思いつつ、“あのお客様の家に合いそうだな~”なんて思いを巡らせながら眺めていました。

最後にもう1枚。
カフェですので、お料理の写真もご紹介しなきゃですよね。メインはご来店いただくときの楽しみに残しておいて…デザートを。

お料理もとっても美味しかったですが、食後のコーヒーが本当に美味しくて。焙煎具合が私の好きな味でした。デザートの甘さのバランスも絶妙で、またリピートしたいなと思います。
詳しい場所が気になります方はお声掛けくださいませ。住宅地の中にありますので、近隣の方のご迷惑にならないようお気遣い頂ければと。それでは、次回もお付き合い頂けますと幸いです。

今まで不安だったことを解決することが出来ました!M.N様邸の改修工事

皆さんこんにちは!

凰建設株式会社 工事部の山下です。

先日(先月)には母の日がありましたね!

日頃の感謝を込めて2025年は洋菓子にしてみました。

少し買いすぎたようですが、喜んで貰えたようで良かったです!!

いつもありがとう。感謝の気持ちを伝えることは大切ですね✨✨

言葉で伝えてもSNSを活用しても良いと思います!


本日はM.N様邸の改修工事のご紹介。

お施主様は電気屋さん!今まではお住まいの事に目を向けることが無かったけれど、不安が多くあった。

構造躯体では接合部に金物が取り付けられていない。ということでした。よく小屋裏に入り作業をされていたから気がついたようです。

さすが電気屋さん、恐れ入ります。

主な工事は2階のお部屋と1階の和室の床下地工事

まず2階の工事から進めていきました!

屋外には昇降足場を設置し解体したもの、建築資材の搬入に使用します。

その後、解体を進めていきますが土埃などが凄いです。。

解体をする前に壁と床、1階の天井に養生シートを取り付けておいて良かった!と安心をしながら進めていきました。

事前の備えは良いですね!これこそ予知(リクスアセスメント)です✨

解体後は小屋裏の補強から進めます。

火打ちを取り付けたり、各種金物を取り付けます。

当時の施工方法がわかる瞬間なので学びの場でもありますね。

既存の天井のお部屋もあるので踏み抜かないよう注意をしながら進めていきます!!

小屋裏の補強が終わると天井の下地を組み、断熱材も入れていきます。

今までは断熱材がなかったので少しでも快適になりますように!!

※2階のお部屋全体に入れていきました。

下地施工まで終わるとプラスターボードを貼り、クロス工事へと進みます。

と、その前に床貼りを行います!

元々は畳でしたが、フローリングに床組から変更させていただきます。

床の不陸を直して合板を貼りフローリング。

1つ1つの工程が大切になります。

1階の工事では和室の床組みから全てやり直しをさせていただきました。

やはり1階はシロアリがいる確率が上がります。

暖かくなりシロアリも活発に動き出す時期なので、うじゃうじゃいます。

集団でぞろぞろいるので、初めて見る方は悲鳴が出ます。。

解体前に養生をしているとシロアリのような物体を発見。畳を移動してみると…🥲

大量にいるし、見たくない。。

いま現在いるシロアリは駆除をして処理をします。

写真にはシロアリは写っていません。

この他にはキッチンの柱 補強工事

柱が細いから何とかして。。

まずは養生を行ってから天井材の取り外しを行います。今回の天井材はビスで固定されていたので取り外しは簡易でした。

天井を剥がして躯体の状態を確認します。

どのような補強案がいけるのか?

なるほど。であればこうしよう!と決めて進めなければなりません。

事前に施工方法を数パターン決めてあると安心です。

工事は着々と進み柱が2倍のサイズになりました!

天井裏と床下に入って補強はなかなかの施工でしたが、無事に行うことが出来ひと安心です。

ありがとうございます!!

これで安心して過ごすことができますね。

残りは建具の納品です!

襖と雪見障子が納品されるのが楽しみです♪


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室内の下地工事が進んでいます!職人さんがカッコよすぎる問題。

皆さんこんにちは!

凰建設株式会社 工事部の山下です。

2025年も半分を過ぎましたね。

6月に入るの早すぎませんか!?

リフォーム&リノベーション工事では新築とは異なることが多くあります。

解体して見たら『えっ、思っていたのと違う』これはあるあるです。

図面通りには進めることが難しいことがあるので、逐一お打ち合わせを行いながら臨機応変に対応をしています。

どちらのお宅も盛り上がります!!

難しい壁、困難な事があるからこそ解決できた時の達成感は強くなるからです。

そこから工事が進んでいく。もう素敵すぎる。。

家づくりは新築、改修工事も同様です。

お施主様と私たちが一緒にカタチにしていく。

こんな運命的で素敵なことってありますか!?

難しいこと。困難なことに挑戦をしたい!と感じる日々です。

でっかい壁。受けて立ちます!!


本日はリノベーション工事の木工事の”ひとコマ”です。

M様邸では大工さんによる木工事が進んでいます!

壁の下地を取り付けたり、棚を設ける箇所に下地を入れておきます。

壁が仕上がってからでは下地の補強ができないので、プラスターボードを貼る前に行います。

𝑄𝑢𝑒𝑠𝑡𝑖𝑜𝑛

①壁の下地に使用する木材は何ですか?

杉の胴縁(どうぶち)という素材を使用します。

厚みは16×40×4000になります。

合板(クロス下地用)を取りつけることもあります。

厚みは12.5×910×1820でクロス下地合板の場合はその上にクロスを貼ることができます!

寸法の表示はmmで示しています。

②プラスターボードって何?

石膏ボードというのを耳にする方もいらっしゃると思いますが、言い方が異なるだけで同じものです。

素材は石膏を芯材としておりボード用紙で覆ったボードです。

耐火・防火・遮音・断熱性能があり室内の仕上りとなる下地材として使用されます。

幅が3尺・長さが6尺(910mm×1820mm)のものが一般的です。他にも3尺×8尺・3尺×10尺と幅の寸法は変わらず長さが長くなります。

なぜ幅の大きさは変えないのかと言いますと幅の3尺を大きくしてしまうと私たち人が両手を伸ばした際に持てなくなってしまうからです。

(1尺=約303mmです)

下地施工まで終わり写真撮影が終わるとプラスターボードを取り付けていきます。

※写真撮影を行うのは後から下地の確認、寸法を確認するために記録として残しておきます。

この景色も残りわずか。。


職人さんがお休みの日にパシャっ📸✨

なんだか凄くかっこよくないですか!?

電動工具、職人さんが使われている道具はいいですよね。

材料を加工する姿を想像するとワクワクとドキドキしてしまいます。

個人的にも工具集めを始めました!

最近、買ったものは投光器×8と伸縮の2連ハシゴ!!

そこは工具だろ!とツッコまれそうです笑

いま考えている欲しいのはレーザーです!

職人さんからお話を聞いている途中です🔥

そこから大工さんの工事は進んでいき。。

プラスターボードが貼られました!

木下地から雰囲気が変わりましたね。

これからクロス工事が進みます💪

またご紹介させていただきますね!!

ありがとうございました


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梅雨の時期に入りましたね。雨漏りをしないために早めの対策を・・・

皆さんこんにちは!

凰建設株式会社 工事部の山下です。

1ヶ月ぶりのブログになりますね!

1日が過ぎるのが早すぎて…びっくりです。

仕事に追われないようにしていたものが、問題と疑問が次から出てきてしまい追われてしまう状態。

張り切っていかなければ💪💪


本日は梅雨の時期に増えてくる雨漏りについて

皆さんはお住まいの屋根、樋、外壁といった外周をじっくり見たことはありますか?

お住まいの点検にお伺いさせていただくと、ご一緒に見ていきます。その中で今まで点検された事ありますか?とお聞きすると『え、点検いるの?』という返答が多くあります。

初めのうちは大丈夫。ですが、台風など災害が起こったあとは点検をして欲しいです。

見て欲しい箇所。

①屋根の状態です。

瓦の屋根であれば瓦はズレていないかな?他の所と異なる箇所はないかな?

板金の屋根も同様に他の箇所と比べて気がつくところはないかな?

もし疑問に感じたら、お気軽にお問い合わせください!

その疑問を解決するのが私たちの役目でもあります🔥アフターメンテナンスを迅速に対応をできるのか?は後に大切になります。

②軒樋・竪樋の状態。

外れていないかな?雨が降った時に雨が溢れてきていないかな?といった点を見ていただきたいです。

この時期は鳥さんが家づくりをしているので枝が樋に詰まりやすいです。そうなると雨が排水できずにオーバーフローをしてしまいます。

③外壁ではひび割れがないかな?コーキングが劣化していないかな?

じっくりと見ていただきたいです。

④ベランダ防水のメンテナンス

排水口は詰まっていないかな?ひび割れがないかな?

大切なお住まいを愛着をもってメンテナンスをしてあげて欲しいです。


先日の雨で屋根の裏側の部分『軒天』に雨が漏れてしまった形跡を確認しました。

屋根は瓦。原因は瓦の割れ?の可能性が高いと思われます。瓦の割れは大きいものであれば分かりますが細いものであれば分かりにくいです。

屋根に登ってみて調査を行わなければなりません。

屋根が板金屋根(ガルバリウム)の場合。

コーキングの劣化はないかな?他の箇所と違和感はないかな?を確認をします。

下記の写真はコーキングの状態を確認している”ひとコマ”です。

これから梅雨の時期に入り、夏本番を迎えます!

そうなると台風も増えてくる。雨漏りの対応は早めに行っておくと安心です。


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コルビュジエ建築に日本で出会うには…

こんにちは、デザインチームの瀬尾です。
早いものでもう6月ですね。しかし屋外での作業は既に暑さ対策が必要になってきております。湿度も高くなりますので、油断せず水分補給に気を付けましょう。

さて、本日もル・コルビュジエさんの建築についてご紹介を。ご存じの方も多いと思いますが、日本でも出会うことができます。東京・上野ですね。

国立西洋美術館です。写真がないかな~と探しておりましたら…2012年のものがありました。かなり前ですね(笑)休日の印象かもしれませんが、この辺りは人で賑わっているイメージがあるので、このタイミングで写せたのは私的には奇跡と思っています。
ちなみに、基本設計の素案はもっと大胆なものだったそうで、音楽・演劇ホールと企画展示パビリオンが加えられていたそうです。この建物が建設された時代背景を考えると、日本にそんな余裕はなかったと分かりますが、この建物の向かいには弟子である前川國男さんの東京文化会館が建っています。 音楽ホールも備えています。なんだか感慨深いですが…この話はまたいつか機会があれば。

コルビュジエと言えば建築をかじったことのある方ですと、“近代建築の5原則”の他に“モデュロール”というキーワードが浮かぶのではないでしょうか?モデュロールとはコルビュジエが考案した、人体の寸法と黄金比によって定めた数列です。人が自然に心地よく感じられる寸法体系を追及して導かれています。ただこれは、ヨーロッパ人男性の理想的身長を基にしているため、学生時代の私は、万国共通で考えるには無理があるだろう、と正直思ってしまいました。(批判しているわけではありませんよ。)
話がそれましたが、このモデュロールは外壁のコンクリートパネルにも使われてデザインされています。 写真に写っていないですが、床もモデュロールによってデザインされています。近影の写真がなくてごめんなさい。

中の写真は当時NGだったのか、手元にほとんど残っていないのですよね…。なので是非、機会がありましたら訪れてみてくださいませ。コルビュジエによって『19世紀ホール』と名付けられた空間を構成するトップライトとスロープがお勧めです。あと、雨樋も探してみてくださいね。普通は建物の外側に付けられていますが、見当たらないですよね?

折角なのでもう1枚。2009年頃かな…初めて訪れたときのものです。
こちらの階段とテラスはコルビュジエの図面では出口とされていたそうですよ。ですが、開館以来一度も 使われていないと聞きました。と言っても聞いてから年月が流れているので、今も継続しているのかはお調べできておりません。

余談ですが、彼の残した業績などはル・コルビュジエ財団によって保管・管理されています。この財団の事務所は前回ご紹介した建物内に入っていますが、私の愛用している筆箱もそちらの方に訪れた際に購入したものです。もう何年経つやら…という感じで使い続けていますが、なかなかにボロボロでして。ですが手放せないのですよね…(笑)打合せで目にされた方はお気づきでしょうが、ズボラなわけではないので、温かい目で見て頂けると嬉しいです。

本日はいつもより短めですが、この辺で。次回もお付き合い頂けますと幸いです。

『木工家ウィークNAGOYA』のご紹介

皆さんこんにちは、新入社員の三輪です。

私たちが入社して、早いもので2か月がたちました。

毎日覚えることがいっぱいの目まぐるしい日々ですが、先輩方がいつも気にかけて、優しく教えてくださるので、楽しい日々を過ごしております。

さて、本日は木の製品に関するイベントのご案内です。

その名も

『木工家ウィークNAGOYA(https://www.woodworkers.jp/)』

木工の仕事から始まる豊かな暮らしの在り方を伝えていく、そんなイベントでして、私の出身校森林文化アカデミーの先生が運営に参画し、卒業生の先輩方も出展社として参加しています。

まず足を運んでいただきたいのが『木の家具40人展(https://www.woodworkers.jp/woodworkers-40ninten2025/)』

全国から40人の木工作家が名古屋市の電気文化会館に集まり、家具をはじめとする木工製品の展示などを行います。

椅子、木のおもちゃ、インテリアなど、職人の手仕事で作られた木製品を直接感じられるだけでなく、ほとんどの作家さんがブースに立っているので、製品に込めた思いなどを直接聞くこともできます♪

昨年私も見学に行ってきたのですが、とにかく「楽しい!」の一言に尽きます。

例えばこちらのこいのぼり。

着色ではなく樹種による色の違いを生かした寄木でこいのぼりを表現しています!こんな節句飾りも素敵ですよね!

他にもこちらの椅子は座の空間にも合うような高さで作られていて、縁側でゆったりとくつろぐときに使うことを想定した椅子なんだとか!

木工専攻の友人もこの座り心地には感動していました。

次に、ぜひ足を運んでいただきたいのがサテライト会場の

「文化のみち 撞木館(https://shumokukan.jp/)」

大正15年に建てられた和室と洋室からなる大正ロマンあふれる建築。

建物の見学だけでもおすすめですが、

今年はここで「京都炭山朝倉木工」さんが個展出展するそうです。(https://www.woodworkers.jp/asakuramokkou2025/)

この空間の中に様々な椅子やテーブルが展示されるのですが、区間美も相まって職人技術と思いが込められた木工家具のすばらしさにひきこまれていきます。

昨年はこちらにも様々な職人さんの家具が展示されていて、実際に座ることもできてとても気持ちが高ぶったことを覚えています。

※胡坐をかいて座れる椅子に座る1年前の私

家と家具は切っても切れない関係にあります。

デザイン的な調和であったり、ユーティリティーや強度、そして自分の気持ちがたかぶるものであったり、、、選び方は様々ですね。

家具屋さんで選ぶのももちろんいいと思いますが、『木工作家』さんが作る、手仕事ならではの想いが感じられる木製品・家具にぜひ触れてみるのもおすすめです。

なかなかここまで多くの作家さんが一堂に会する機会は多くありません。

もしも今週末お時間のある方、他であまり見たことのない家具を選びたいと思っている方、手仕事が感じられるものがお好きな方は、ぜひ名古屋まで足を運んでみてはいかがでしょうか?

電気文化会館での開催は本日6月6日(金)~8日(日)まで、撞木館の個展は15日(日)までとなっております。

なお、文化の道は大正ロマンあふれる建築が点在していて散歩にもおすすめです!

建築とは少し違うお話でしたが同じ「木」にまつわるイベントのご紹介でした♪

ご参考になれば幸いです!

はじめまして!

皆さんはじめまして、こんにちは!

2025年4月から凰建設に入社いたしました、デザインチームの 木村 瞳 と申します。

最初に、自己紹介をさせていただきます。

私は専門学生時代、建築の勉強をしていたというわけではなく、パソコンと向き合ってExcelやWord、プログラミングなど事務作業に役立つような勉強をしていました。
2年生になり、『自分はどんな仕事をしたいのか』というのを改めて深く考えたとき、自分が本当に興味をもって取り組める仕事、やりがいのある仕事がしたい。
そしてそれはどんな仕事なのか・・・と探しているときに凰建設に出会いました。

建築の勉強はしてこなかったものの、建築に対する興味や憧れというものはずっとあり、調べていくうちに建築の、そしてなにより凰建設の様々な魅力に惹かれここに入社したいと強く思い決めました。

毎日たくさん吸収して成長し、皆さんからも信頼していただけるように頑張っていきますので、何卒よろしくお願いいたします。

次に、入社してから今までの振り返りをしていきたいと思います。

4月2日から4月4日の3日間では新人研修、4月5日から5月20日までは現場研修がありました。

新人研修では、社会人としての基本的なマナーや、現場ではどのようなことに気をつけるべきか、お施主様や近隣の方とのコミュニケーションの大切さ、当たり前のことのようだけど意識していないとできないことなど、とても大切なことを学びました。

それだけではなく、3日間を通して仲間の大切さも身をもって学ぶことができました。
1日目では緊張と不安でいっぱいだった空気も、2日目にはテストに向けてみんなで協力し、問題を出し合って教え合うなど、全員が全力で取り組んだことで絆がぐっと強くなり、とても良い空気ができていました。

現場研修では、現場ではどのようなことが行われているのか、部材やそれぞれの寸法やピッチ、使っている道具について など、約1か月半で基本的なことから沢山のことを教えていただきました。

実際に目で見て学び、私も道具を使って作業をさせていただいたりと、事務所に戻ると中々体験することのできないことをさせていただき、とても勉強になりました。

そして、4月19日には凰建設のイベント『春のトレッキング』が開催されました。
とても天気の良い日で、4月にしてはいつもより気温が高く日中は暑さを感じ、水辺に行くと心地良い涼しさで、このイベントにふさわしい天気だったと思います。

山へ登り自然と触れ合ったあとは、みんなでお昼ご飯を食べ、一緒にお話を楽しまれる方、川に入って遊ぶ方もいれば釣りに夢中になる方など、皆さんそれぞれの楽しみ方をされていました。

私も一緒に山へ登り、皆さんと交流させていただき、私自身もとても楽しく参加させていただきました。ありがとうございました!

最後に、私は5月21日から事務所で業務を行っています。
まだまだ不慣れではありますが、お客様に笑顔になっていただけるよう精一杯頑張ります!

改めて、よろしくお願いいたします!

パリに佇む白い建物

こんにちは、デザインチームの瀬尾です。
新入社員の2人が現場での研修を終え、事務所で日々奮闘しております。現場でもそうですが、初めてのことが多く覚えることばかりの毎日だろうな…と、私も先輩としてしっかりサポートできるよう、気持ちを新たにする今日この頃です。

さて、ブログの方はマイペースに…本日もル・コルビュジエさんの建物をご紹介させて頂ければと思います。

ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸です。
前回ご紹介したサヴォワ邸より少し前に完成した建物で、ここでも『近代建築の5原則』を堪能することができます。サヴォワ邸はパリの郊外ですが、ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸はパリの中心部に近いところにありますので、見学にも訪れやすいと思います。
2棟続きの建物で、コルビュジエの兄夫妻の邸宅と、銀行家でコレクターのラ・ロッシュ氏の自宅兼ギャラリーとして建てられました。
外観からも分かる特徴的な水平連続窓、中から見ると、また雰囲気が変わります。

こちらはラ・ロッシュ氏のコレクションを展示するためのギャラリー(アトリエ)です。この湾曲した壁面に沿わせたスロープが何とも言えない空間を作り上げています。
余談ですが、10年近く使っていた先代の私の携帯は、このギャラリーを待ち受け画面にしていました。

中央のテーブルもコルビュジエらのデザインで、作り付けになっています。スロープを上がっていくと吹抜けへと繋がっていきます。見切れていますが、奥にあるカウチやスロープ下の収納ケースなどもコルビュジエやシャルロット・ぺリアンらによってデザインされたものだそうです。私事ですが、細部の写真が撮れていないのが後悔です。当時、見学する前にもっと予習しておけば良かった…と反省したのを思い出します。
話が逸れました。図面を見ると移動空間が多いなという印象ですが、行き止まりになりそうな箇所に開口部があり、建物の中を散歩しているような感覚を持ちました。コルビュジエ自身も『建築の散歩道(プロムナード)』と称していたそうで、なるほど、と思いましたね。住宅設計の要素として必要かどうか、という議論もあるかもしれませんし、贅沢な印象を受けるかもしれませんが、少なくともこの建物を体感したとき、私はこの建物が今のデザインになった事に感動しました。

そしてやっぱり目を惹くのは空間構成の巧みさです。

幾何学的に構成された平面が立体として自由に組み合わさっているような印象を受けます。画家でもあったコルビュジエさんですので、空間の組み立て方が違うのかな~と想像してしまいます。写真では大きい印象を受けますが、比較的コンパクトにまとめられていて、それでいて変化にとんでいる面白い建物です。ただ、この図面(特に展開図)を描け、と言われたら途中で少し嫌になるかもしれません(笑)

中の写真をもう1枚。

暖色と寒色を組み合わせた色使いはさすがですね。対比に近い関係にある2色ですが、床の色味に合わせた落ち着いたトーンで、見事にまとめています。西洋人と東洋人では目の色素が違うため、色の見え方も変わると聞いたことがあります。絵画などの歴史を見ると頷けますよね。雪舟に代表するような色彩もとても好きですが、こういった色の使い方を見ると少なからず憧れに似た感情を抱きます。色の使い方が上手いな~と。AIの発展でそういった隔たりは薄れていくのかもしれませんけどね。どちらが上ではなく、どちらも自分の手で表現できるようになりたいなと思います。

最後にもう1枚外観を。
市街地の中の制限された敷地の中で、この建物を表現したことに驚きました。建った当初は周りの建物からも浮いていただろうなと思いますが、今では街並みの中に納まっていることがまた不思議です。今回もマニアックな話が多くなりましたが…次回もお付き合い頂けますと幸いです。

入社のご挨拶と新入社員研修の振り返り

凰建設のブログをご覧の皆さんこんにちは、そして、はじめまして!
2025年4月1日付けで設計部に入社いたしました、三輪昂寛(みわ たかひろ)と申します。


入社前は岐阜県美濃市にある県立森林文化アカデミーの木造建築専攻に所属し、メインカリキュラムの自力建設(1年生の間に、校内に一棟建物を建築するというカリキュラム)や多くの授業を通して木造建築を学んでまいりました。
私たちの学年の自力建設について、よろしければこちらからご覧ください↓
23年度自力建設『ほとりの櫓(クリックでリンクに繋がります)


2年生になってからの卒業研究で森社長にお世話になり、その時に伺った家づくりに掛ける想いに感銘を受け、森社長から沢山学び、吸収したいと思い、門をたたかせていただきました。

アカデミーは森に関わるプロフェッショナルを育成する学校で、森林・木材に関わる川上から川下の流れ、繋がりを学ぶ学校ですので、森林や木材の知識も身につけてまいりました!

また、アカデミー入学前は名古屋市の料亭か茂免でウェディングプランナーとして長く勤めていました。畑違いの分野からどうして建築の道に飛び込んだのかは話始めると小冊子が出来上がってしまうかもしれませんので、どこかまた別の稿で記させていただくとします(笑)

さて、自己紹介が長くなってしまいましたが先月、4月2日(水)~4日(木)にかけて東海木造住宅協会主催の新入社員研修に参加してまいりました。この協会に所属する会社の新入社員の合同研修で、14人が一堂に会しました。

前述の通り、社会人経験がある私ですが、この年になって改めて社会人としての心構えを学べるってなんとありがたいことだろうかと感じる3日間でした。

周囲は私よりも大変フレッシュで眩しい若人たちで、みんなの成長をアシストできるよう、率先して動いてみたり、後押ししてみたり、座学ではみんなとともに吸収したり…〇〇年前の新入社員の時とは違う、実際に社会人を経験してきたからこそ、ここで教えて頂いていることの重要性をかみしめる時間でした。


特に会社の中で『人財』として見てもらう為の10か条の教えは、これまでの社会人時代の事を振り返り反省することもあり、これから凰建設で『人財』となり、皆様に『後悔しない家づくり』をお届けできる設計士になれるよう精進したいと強く感じました。

他にも、家づくりの作り手の仕事の取り組み方をとりあげた『舞台の主役』という映像作品の観賞を通して、『近隣住民とのコミュニケーションの重要性』『現場の整理整頓の重要性』『顧客満足に向けた行動』を学ぶことができるなど、基本の「き」であり一番大切な要素を心に刻むことができる機会となりました。

初日は初対面で緊張した空気が漂う研修も、2日目には一丸となって声を掛け合いながらテスト対策をするなど、気づけば同期の輪が出来上がっていき、3日目が終わったころにはそれぞれ離れ離れになることがとても寂しく感じるほどに。

研修講師の弊社会長から「ここに14人が出会った奇」という言葉がありました。
会社によっては同期がいなかったり、年齢の近い先輩がいなかったり。
だからこそ、この研修が終わってそれぞれのフィールドに戻っても『14人の同期がいる』ということがきっとこれからの「力」になる。そう確信しています。

私はこれから超特急で成長して、少しでも早く1人前になれるよう精進してまいります。
ブログも山下さんに負けないように発信していく所存ですので今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

続・モダニズム建築~サヴォワ邸の中は…?~

こんにちは、デザインチームの瀬尾です。
みなさま、GWはいかがお過ごしでしたか?リフレッシュして仕事開始、という方もみえると思いますが、春の嵐が列島縦断、急な天候の変化にお気をつけくださいませ。

さて本日は、前回に続き、サヴォワ邸のご紹介をさせて頂こうと思います。(覚えてみえますか?)20世紀を代表する巨匠、ル・コルビュジエが設計した建物ですね。
今では傑作として広く認められていますが、廃墟のようになっていた時期もあります。歴史を紐解くと想像頂けるかと思いますのでここでは細かく書きませんが、この建物について学ぶと、造形だけでなく家の持つ運命にも驚かされたのを覚えています。

それでは中を少し覗いてみましょう!

ここはリビングにあたる空間です。サヴォワ邸は居住空間の大半が2階にある設計ですが、元々、週末用住宅として設計を依頼された邸宅ですので、贅沢な空間構成なども頷けますね。(原図を見ると、1階には客室と使用人さんのお部屋が備えられています。)
コルビュジエが設計した椅子も置かれていて、当時、生で拝むことができてとても感動しました。(正確にはフランスの建築家・デザイナーのシャルロット・ぺリアンらとの共作ですね。このお話はまた機会があれば。)私はコルビュジエの家具と言われて最初に思い浮かぶのが奥の手前にある寝椅子です。LC4と呼ばれています。ちなみに、手前にあるソファはLC2、奥にあるチェアはLC1だったかと。名称で考えると、一般的にイメージされるのはLC1や2でしょうか?ちょっと聞いてみたいです。
ここの空間では、コルビュジエの提唱した5原則の1つ、水平連続窓を味わうことができます。石造から鉄筋コンクリート造へ、縦長窓や小開口から水平横長の連続窓へ、今につながる技術の進化を感じることができます。

室内から外(テラス)を眺めるのも良いですよ。ゆったりした時間を過ごせるのだろうなと想像が膨らみます。また、リビングとテラスの境にある大開口は引戸になっているため、開けると一体化した空間のように使用できます。晴れた日などは気持ちが良いだろうなと思います。

テラスにはテーブルも備えられていました。外でも人目を気にせず過ごすことができますね。星を見ながら一杯…なんて風流ですね。1階からのスロープがここから屋上へと折り返して繋がっていきます。大胆で自由な空間構成です。

何故だか分かりませんがこの角度の顔が好きだなと思いました。(もちろんリビングなども好きですよ!)幾何学的な造形の組み合わせにそそられるのかもしれません(笑)線が通っていてシンプルそうなのに複雑性のある感じが…刺激を受けます。
スロープの奥には螺旋階段もあります。素早く上下を移動できるよう、スロープとは異なる機能面を補う役割があるようです。一般住宅で螺旋階段を取り入れることは少ないと思いますが、学生時代には一度は設計に入れてみた、という方は意外と多いのではないかなと思います。私も覚えがあるので。

最後にもう1枚ご紹介を。
こちらは浴室になります。巷ではよく知られた写真です。

訪れる機会がありましたら、是非ここに寝そべってみてください!体格差がありますので感じ方に個人差はあると思いますが、波打つ形にフィットする感覚を体感して頂きたいなぁと思います。マニアックな話が多くなりましたが…次回もお付き合い頂けますと幸いです。