窓周りの断熱補強

高性能な窓を使えばそれで良いかといえば、実はそうでもありません。

窓は性能の良いガラスの部分と、性能の悪い枠の部分に分かれます。

そして日本の窓はサッシのつばで固定すると言う施工の特質上、枠周囲からの熱損失がかなり大きいです。

その為、本当にレベルの高い断熱施工をしようと思ったら、窓の断熱補強が必要になります。

サッシの外側は付加断熱に加えてつばの幅分にも断熱補強を。これで将来の窓の交換と断熱補強を考慮した窓の施工になりました。

外側、内側それぞれに断熱補強を施すことにより、窓からのコールドドラフトや結露を更に軽減させることができます。

サッシ内部、つば周りの断熱補強
窓枠との隙間、ここにも断熱補強。
下地胴縁の裏まで断熱をぎっしり入れていきます。

サッシの外部側で通常+3工程、サッシの内部側で通常+3工程。これで国産樹脂窓の枠周りから漏れる熱を9割方減らせます。

窓部分の熱橋の事をψinstallと呼んだりします。日本では言葉すら聞いたことがないと言う人ばかりだと思いますが、高断熱住宅もレベルが上がるとこう言うところから漏れる熱が致命的になります。

難しく手間のかかる施工をいつも快くやってくれる大工さんには本当に頭が下がります