美しい美術館

こんにちは、デザインチームの瀬尾です。
本日も谷口吉生さんの建築をご紹介させて頂ければと思います!

多くの美術館、博物館を設計されている建築家さんですので、みなさんも訪れたことがある場所が実は…という事もあるかもしれません。本日ご紹介する建物は、愛知・岐阜にお住まいですとご存じの方も多いのではないでしょうか?

愛知県豊田市にある豊田市美術館です!
1年半ほど前にフランク・ロイド・ライト展が開催されたため数年ぶりに訪れましたが、何度見ても水平ラインが美しい。学生の頃はただカッコいいと感じるだけでしたが、たくさんの建物を見させて頂いて、何故カッコいいと感じるのか、という事を考えたり分析するようになってきました。
どの職業の方でもそうかと思いますが、立場が替わると目に入るもの・考えることが変わってくるかと思います。学生時代、社会人になってからの20代、30代…同じ建築を見ても、見方や関心のあるポイントは変わります。構造はどうなっている?これは何の材料?と細部が気になるようになったのは働き始めて一通りの図面を描くようになった頃からでしょうか。そのため、同じ場所に何度も訪れることも意味があることだと思うようになりました。
住宅とは違う規模の建物でも、学べることはたくさんあります。例えば美術館では、展示品によって照明の当て方が工夫されているので、私の場合、展示を見ながらその辺りを観察していたりします。入れ替えの多い場所ですと、可変性をどのように持たせているかも気になって天井をチラチラ見ています(笑)

豊田市美術館の美しさのポイントは水盤と壁とのコントラストでしょうか。緑調の石張りの垂直と水盤の水平との表現の仕方が流石です!検索すると画像はいろいろ出てくるかと思いますが、是非現地でチェックしてみてくださいませ。

館内は基本的にモノトーンですが、屋上でもアートを堪能することができます。
原色の色彩とまわりの景色との調和が素敵です。椅子に座って見ていると、時間の流れを忘れてしまいそうでした。

本日は少し短めで…。次回も谷口吉生さんシリーズでお届け予定です!
楽しみにして頂けると嬉しいです。

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