皆様こんにちは!凰建設の森島です。
最近ふと疑問に思ったことがあります。
住宅を建てる際にかかる予算は〇〇〇〇万円。多くの方が住宅ローンと「頭金」を用意して支払いをします。
皆さんの親御さんの世代ですと、金利が高かったためできるだけ頭金を多く用意して住宅ローンの借入額を少なくするというのが普通でした。
今はというと、例えば変動金利は0.5~0.7程度で超低金利の時代。頭金はなるべく使わず、沢山住宅ローンを借りるというのが主流です。住宅ローン減税的にもお得だったりします。
この「頭金」ですが、2つの考え方があると思います。
一つ目は、諸費用や新しく購入する家具・家電に充てるお金のこと。
二つ目は、建築会社に支払うお金のこと。(上記の支出は別途かかる)
この2パターンですが、きちんと把握していないと割と大変な目に遭う気がします。
「頭金」と言えば、皆さんどちらを想像されるのでしょう??
一つ目の「諸費用」とは、例えば住宅ローンの手数料・保証料やつなぎ融資にかかる利息等の銀行さんに支払うお金であったり(ローンの金利に上乗せも出来ます)
地鎮祭・上棟の際に用意するお供え物であったり、引っ越し費用、近隣挨拶費用、家具家電諸々積み重なっていきますと平気で200万円を超えたりしていきます。
お気づきの通り、諸費用とは建築会社に支払うお金ではありません。ですが、家を建てて住むのには必ずかかってくる家づくりの費用です。
建築会社に、「本体価格はいくらですか」「おたくで35坪の家を建てるとどれくらいですか」と聞いても大抵教えてもらえません。
もし、家づくりの為に貯めていた200万円を「頭金」として契約時に建築会社に支払うとすると、
何故か家計簿は-400万円になってしまっているはずです。
家づくりの予算は、本体価格だけ、建築会社に支払うお金だけではとどまりません。
また、戸建てを建てると光熱費、メンテナンス費、固定資産税、、と建てた後にかかるお金も。
家を建てると生涯で家にかかるお金はどれだけかご存知ですか??
家づくりにかかる費用にはどんなものがあるのか、どれだけかかるのか、きちんと把握する事が大切です。もっと言えば、本当にあなたの家づくりに寄り添ってくれる親切な建築会社は教えてくれるはずです。
家づくりの予算立ては生涯の資金計画から。
今の事だけ考えるのではなく、生涯の家にかかるトータルコストを知ると目ん玉が飛び出るかもしれませんが、
30年後も、60年後も、そして皆さんのお子さんたちにも、後悔のない家づくりができる事でしょう!
生涯に家にかかるお金を知ることは大切ですね。