皆さんこんにちは!凰建設の山下です。
休憩時間に仮設トイレの掃除をしていました。現場の仮設トイレは、協力会社さんなど多くの方が利用されます。利用された時に、汚かったらどの様な気持ちになるでしょう…。誰かがやってくれるからいいや。など後回しにしてはいけないと私は思います。
いつ利用しても、誰が見ても綺麗だと言っていただける現場を作っていきたいと考えています。
本日は、木材の乾燥についてご紹介致します。
山などに生えている木(杉・桧)の含水率は、150%近く含んでいます。多いもので200%…。そもそも含水率ってなに?と思われるも思います。
含水率とは、木材に含まれる水分の量のことです。
また、木材には2種類の水分があります。細胞の空隙に入っている自由水・細胞壁に含まれている結合水があります。
下の写真のものは、天然乾燥です。
天然乾燥では、材によく風が当たるように隙間を空けて並べたり、積み上げてゆっくりと乾かしていきます。この方式では、自然素材らしい風合いや色つやも損なわれません。しかし、乾燥に時間がかかる事・収縮に伴う割れが発生しやすい事があります。
天然乾燥の他に、人工乾燥があります。
人工乾燥の場合は、密封された装置の中に木材を入れ、乾燥させます。天然乾燥とは違い、乾燥期間が短く・乾燥品質を管理しやすい事が挙げられます。現在、使われている乾燥材は、人工乾燥材がほとんどです。
人工乾燥の処理温度は3種類あります。低温乾燥では40~60℃・中温乾燥では80~90℃・高温乾燥では100℃以上の3種類!また、高周波式乾燥などがあります。
木が伐倒されてから木材として使用できるまでに少なくとも半年から1年は掛かります。材によっては乾燥が充分にできるまでもう少し時間が掛かることも…。
一般的に木材は含水率20%前後が良いと言われています。
含水率30%以上の木材は、シロアリが好んで食害してしまう事やカビが発生してしまう恐れがあります。対策として、防腐・防蟻処理を確実に行うことが必要です。
本日もブログをご覧頂きありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。