皆さんこんにちは!
凰建設株式会社 工事部の山下です。
本日の話題は『現場監督さん』について
どの現場にも現場監督さんはいます。
でも、一体なんの仕事をしているのでしょうか?
今日は深く考えてみましょう!
『安全管理』『原価管理』『工程管理』『品質管理』という言葉を聞いたことがある方も見えるのではないでしょうか。(順不同)
こちらは『四大管理』と言います。
工事現場を安全に工程内に、丁寧に施工されているのか?
『安全管理』では、職人さんが怪我なく無事故で工事を行えるように健康を気遣うこと。
そして、整理整頓・もしかしたら上から何かが落下してくるかも?と、危険予測をして事故が起こるのを防止することが必要不可欠になってきます。
また、KY活動(危険予知活動)という物もあります。今日の作業で「どんな危険があるのか?潜んでいるのか?」を考えどのように危険を阻止するのか?を全員で周知することで気が引き締まり無事故で作業をすることが出来ます。
5S運動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)
『原価管理』では、資材を多く発注しない事(発注ミス)などコストカットを適正に行うことが必要不可欠です。
そのために、材料の拾いだしは正確に行わなければなりません!
材料の拾いだしとは、図面や現場で必要な材料の枚数はいくつなのか?を計算して引き出す作業になります。
上棟の際にも、この材料は何時に入ってくる。施工方法は気密処理をしてから。など考えることはたくさんあります。
『工程管理』では、工事が始まる前に工程表を作成して、現場に職人さんで混み合わずに無駄なくスムーズに作業ができるように決めていきます。
事前に、業者さんとの打ち合わせを念入りに行い、工期内にどのように納めるのか?必要な材料の搬入日なども決めていきます。
例えば、大工さんが下地作業をしている時に、仕上げのクロス屋さんや左官屋さんが現場に来てしまったら、どうなるでしょう。
クロス屋さん、左官屋さんが手待ちになってしまいます。
こうならないように、工程表を作成して実際に進んでいる進捗と照らし合わせながら途中で工程の調整を行う場合もあります。
もし、工程が遅れていた場合にも迅速に対応をすることが出来ます。
なので、監督さんは工事全体を把握しておく必要があります。
『品質管理』では、決められた工法で施工されているのか?指定された釘やビスを使用しているのか?弊社では特に断熱を適正に施工されているのか?気密処理は確実に行ってあるのか?を厳しくチェックをしていきます。
また、第三者機関 JIOさん(住宅瑕疵)に検査をして頂く事で施工不良を徹底的に無くしていきます。
この他にも監督さんはお施主様との打ち合わせ、業者さんとの打ち合わせ、設計さん・デザインさん、との打ち合わせを念入りに行い家づくりをしております。
次の工程に進んでも良いのか?を判断するのも監督さんの指示があります。
現場監督さんは『安全管理』『原価管理』『工程管理』『品質管理』を皆様の知らない所でも管理をしている。
いわば、現場の裏方さんですね。
裏方さんか…。なんか嫌だなー。と思われるかもしれません。
しかし、裏方さんがいないと現場の段取りは誰がするのか?打ち合わせは誰が?材料の発注は?
アクシデントが発生した時に対応するのは?現場を上手くまとめていく為には?など
本当に数多くのやる事があります。
また、建設業は人手不足である為いくつかの現場を掛け持つこともあります。
多くの現場経験を積めるというメリットもありますが、それなりのド根性と忍耐力(ポジティブ思考も!?)が必修だと思います。
時には、職人さんから嫌われることもあります。
嫌われてでも、現場を納めないといけない。最後には丸く収まるなら良いかなと感じます。
(初めは嫌われたくないな、鬱陶しいと思われなくないなぁ…。と思っていましたが、気にしていたら仕事ができないと思います。)
嫌われるのも仕事?と思われるかもしれませんが。
工事が完成した後には、いろいろ合ったけどお疲れ様でした!また、よろしくお願いします。と言い合えることが良いですね!
なんて、奥が深いんだ…。( ̄▽ ̄;)
ここまで書いてきて、現場の『責任、管理、段取り』という言葉を改めて考えていきたいと感じます。
現場監督さんはどういうお仕事なのか?少しでも伝わったら幸いです。m(_ _)m
監督さんは少し大変な所もありますが、やりがいの方が大きいです!!
お客様や職人さんとの距離が近いこと。工事が着工前から着工後まですべての工程を見ることができる。など
お客様から『ありがとう。』と喜んでいただけることが1番嬉しいです!
工事が終わりお引渡しの際に、K様、G様から頂いた工事の思い出集は事務所の机の上に飾ってあります。ありがとうございます。
職人さんからも最後までお疲れ様。また次の現場でもよろしくな。と仰って頂けること。
また、工事が無事に完成した時の達成感は凄くあります!
新築工事、増改築工事(各現場)で作業内容が変わってきますが、段取り(工程)を明確して確実に発注や依頼をすることでがスムーズに進んでいく時など。
現場監督さんは現場に1人しかいないという責任感を持ち、今後の現場に臨みたいと思います。
本日もブログをご覧下さいましてありがとうございます!今後ともよろしくお願い致します。