この材料はどのようなもの?疑問に思うことで学ぶことが多くあります。

皆さんこんにちは!

凰建設株式会社 工事部の山下です。

台風14号がここまで進路が変わるかと思いませんでしたが、前もって対策をしていて良かったと思いながらブログを書いています。

備えあれば憂いなしとは、このことですね!


さて、本日は工事現場で見かける材料についてご紹介致します。

まず初めに設計図書などには寸法の単位をmm(ミリ)を用いていますが、工事現場では昔から使われている尺寸法(尺貫法)を使っています。

いろいろ呼び方があるのですね!

分・寸・尺といった単位で、1分=約3mm・1寸=約30mm・1尺=約303mmとなっています。(10mm=1cm)

45mm*60mmを1寸5分と2寸➜インゴニスン

45mm*105mmを1寸5分と3寸5分➜インゴサンゴ

30mm*105mmを1寸と3寸5分➜イッスンサンゴ

といった寸法を略して呼んでいるのですね。

入社当時は、えっ!なに!?どれのこと…。と思っていましたが、いまでは理解できるようになりました。外部下地などをする際は尺寸法の方が良い時もあります。


また改修工事などで下地から作り直す場合ですと、いろいろな材が出てきます。

大引き・根太・野地板などなど、今回は1つづつご紹介致します。

大引き(おおびき)➜床を支えている梁部分で束石と床束の上にくる材になっております。1階の床で使われて1本のサイズは90×90などが使われています。木の樹種は主に桧(ヒノキ)などが使われています。

根太(ねだ)➜大引きの上に根太という材を敷き床を支える補強部材となっています。床の安全性、居住性を高める目的で根太を設けています。(1尺/303mmピッチで取り付けています。)*大引きに対して直角方向に掛け渡します。
1本のサイズは45×45を主に使用しています。木の樹種は米松(ベイマツ)などが使われています。

大引きと根太の上にアイフォームという床下断熱を施工し床下から来る冷気などを遮断します。

野地板(のじいた)➜よく使われる場所としては床の下地や屋根葺きの下地として使われることが多くあります。
サイズは厚さ9mmや12mmなどあります。木の樹種は杉(すぎ)、針葉樹合板などが使われています。

最後に化粧の床材が取り付けられていきます。

(いろいろな床材の種類があるので打ち合わせが大切です。)


柱(はしら)➜また新たに柱を取り付け、屋根や2階部分の荷重を支えて土台や基礎に構造に荷重を伝達させます。今回は壁・扉を作る際の化粧柱として使用しました。
1本のサイズは105×105・120×120。木の樹種は杉(すぎ)・桧(ひのき)などが使われています。

間柱(まばしら)➜柱と柱の間にある材で壁下地を取り付けたり使用します。450mm間隔で取りつけていきます。(一部例外もあります。)
1本のサイズは27×40・27×60などがあります。木の樹種は杉(すぎ)などです。

筋交い(すじかい)➜柱や梁などで作った4辺形の構面に入れる斜め材です。建物の変形を防ぐことや剛性を高めるとともに地震力や風圧力に抵抗するために取り付けます。
1本のサイズは45×90・45×105などです。木の樹種は杉(すぎ)・米松(ベイマックス)などがあります。


この他にも、いろいろな材があります!

ご好評でしたら今後もご紹介していきたいと思います。

本日もブログをご覧頂きましてありがとうございます!今後ともよろしくお願い致します。

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