FRP防水とウレタン防水の違いは?

皆さんこんにちは!

凰建設株式会社 工事部の山下です。

今週はなかなかハードな1週間でした。

玄関の庇を解体、玄関から廊下の解体、その合間に打ち合わせにいくという詰め込みすぎた1週間・・・

いいですね!!毎日が充実してます♪

打ち合わせに行くと実際の年齢より上に見られているようなので、実年齢をいうと驚かれることが多いです。

なので、伏せておきますが実際の年齢より上に見られた方が良いのか若く見られた方がいいのか?

皆さんはいかがでしょう?


本日は防水の種類について

防水を使用する箇所は主にベランダ(バルコニー)であったり屋上、プール、厨房や工場の床などに使われています。

私たちの身近で見てみると意外と身近にあるんですね∑(๑ºдº๑)!!

そこで今回はFRP防水とウレタン防水を詳しく見ていきます!

まずはFRP防水からです!

FRPの意味は繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)の略になります。

これだけ聞いてもいまいち分かりにくい・・・

特性としては軽量なのに耐水性、耐食性、耐候性といった耐久性がある防水になります。

※半永久ではないのでメンテナンスは必要不可欠です。

液状の不飽和ポリエステル樹脂とガラスマットの補強材を組み合わせて一体にした塗膜防水工法となっています。

なので、防水層には継ぎ目のないものになります。

私たちの住宅の防水に使われるFRPにはガラス繊維を混ぜたプラスチック樹脂になっており、白いシートのような見た目をしています。

施工手順でみてみるとまずは養生をしてから室外機を浮かせて(又は外して)から高圧洗浄、プライマー(下塗り)、シート状のFRPを敷く、ポリエステル樹脂を塗り、再度シート状のFRP&ポリエステル樹脂を塗って行きます。

最後にトップコート(仕上げ材)を塗ったら完成です!

FRP防水の仕上がり

今回のFRP防水のメリットとしては高い防水性能があること、軽量であるので重さの心配をしなくても大丈夫。また、工期が短いので早く施工が可能です。

逆にデメリットとしては広い面は不向きになります。FRPの伸縮性が少ないので変形してしまったりする恐れがあります。

※お住まいのベランダ防水であればFRP防水で安心です。詳しくは担当者にご相談くださいね♪

ということで、FRP防水のメンテナンス時期は?

表面のトップコート(仕上げ材)の塗り替えとしては『5年から6年に一度』を目安に行っていただけると良いです。

FRP自体のメンテナンスは『10年から12年に一度』を目安に行っていただけると幸いです。

立地や場所状況によりメンテナンス時期は異なりますのでお気をつけください!

あま漏れがしてきた…となると躯体が心配になりますのでお早めにお願いいたします。


次にウレタン防水です。

ウレタン防水(ウレタンゴム系塗膜防水)は液体状のウレタン樹脂を塗り固まるとゴム状のような弾力性がある防水層になります。

触るとぷにっとしています。

液体状になっているウレタン樹脂をローラーなどを用いて複数回塗っていくので継ぎ目のない防水層が出来上がります。

こちらもFRP防水と施工手順は似ています。

養生、高圧洗浄、下地処理、通気緩衝シートを敷き、脱気筒の設置、ウレタン防水(2層行います)、トップコートとなります。

修繕工事では通気緩衝工法を用いました。

密着工法というものあるのですが、下地の状況を受けてしまいひび割れ、膨らみが起こる可能性が高かったので通気緩衝工法にして今まであま漏れで入ってしまった水分を外に逃げて行けるよう抜け道を設けています。

下記の写真を見てもらうと何か煙突飛び出ているのが見えますでしょうか?

ウレタン防水(通気緩衝工法)

脱気筒から湿気などが逃げていくことでウレタン防水が膨らんだりひび割れが起こらないように対策を行っています。

今回のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリットとしては、複雑な場所でも施工が可能であるため幅広いところで採用されます。

デメリットとしては工期が少し長いことです。

メンテナンス時期についてはFRP防水と同じ時期になってきます。


FRP防水とウレタン防水についていかがでしたでしょうか?

使われている用途とメリット、デメリットを考慮して選んでいきたいと思います。


本日もブログをご覧くださいましてありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。

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