外壁の下にある見えなくなる下地は??(通気層&2次防水の処理)

皆さんこんにちは!

凰建設株式会社 工事部の山下です。

急に気温が下がるようになりましたね;:((՞-﹏-՞));:

ヒートテックであったり上着が必要不可欠になってきました。

私は寒いのが本当に嫌なので冬眠したい!と言いたいところですが、各打ち合わせなどを進めていきます。

寒くなってくると体調を崩しやすくなるので十分お気をつけください!!


本日は外壁の下地について

このブログの1つ前に『付加断熱』について投稿されていると思います。

こちらでは付加断熱の施工と検査をご紹介してみましたが、今回は検査が終わってからの施工です。

耐力壁(パーティクルボード)➜断熱材(付加断熱)➜耐水プラスターボード➜透湿防水シート➜縦横通気胴縁➜仕上げ材(木板・ジョリパット・ガルバリウム鋼板 など)

※(準)防火地域により施工方法は異なります。

透湿防水シートは『ウェザーメイトプラス』というものを採用しています!

下記の青いシートです。この透湿防水シートの凄いところは室内の湿気は外に逃がしますが室外の湿気は中に入れない!!

※中から外は行けるけど、外から中には通さない

また熱や紫外線劣化もしにくい事や経年劣化の耐久性が高いという利点もあります。

この他にも防風性・気密性・防水性・透湿性能に関しても高い性能を誇っています!

2次防水シートが良いものであると安心ですね♪

1次防水とは外壁の仕上げの部分です。例えば木板であったりガルバリウム鋼板など

万が一、1次防水で雨を受けきれなくても2次防水で守ってくれるものです。

次に縦横通気胴縁について

弊社では外部の下地は縦と横で2回胴縁を取り付けています。

え、どうして2回も取り付けるの?

1番は縦と横をクロスさせることによって空気・湿気が溜まることなく確実に流れてくれるからです。

下から上へと空気が流れていきますが、通気(空気が流れる)の隙間がないと滞留してしまいます。

多いのがサッシまわりに湿気が溜まりカビが発生してしまう事などがあります。

縦と横に胴縁を取り付けていくのは手間の掛かってしまう作業になりますが、通気層が確実に取れる工法を採用しています。

外壁が仕上がってしまうと目に見えなくなってしまう箇所になってしまいますが、だからこそ『こだわり』を持って耐久性に優れた良いもの作り上げていきます!!


上記の写真をじっくり見ていた方は気がついたかもしれませんが、ウェザーメイトプラスの重なり部分に気密テープを貼ってあるのが分かりますでしょうか?

一体なぜ取り付けてあるのか??

下から上へと空気が流れていく際に透湿防水シートの重なりに空気が入りカサカサ音が鳴る恐れがあることを考慮してテープを貼っています。

一つ一つ細かな所まで丁寧に施工をしていきます。

防水処理もテープをただ貼るだけではダメです。上記のようにスリーブを取り付ける場合、3方向にテープを貼りますがどのような順番に貼るのか分かりますでしょうか?

4方向貼るんじゃない?いやいや3方向のみなんです!

雨は上から下に降ります。ということは水が上から下に垂れてくることを考えます。

両端の②にテープを貼り最後に上の①部分にテープを貼る。逆に①の上を貼ってから②を貼るとどうなるのか?

・・・水が中に入り込む恐れがあります。(テープの重なりに段差がある箇所から)

なので、②➜①の順番でテープを貼ります。

③の箇所はテープいらないの?はい、こちらは貼らなくても大丈夫です。

上から下に垂れてきた水が③にあたりスリーブ付近に滞留する恐れがあるため。万が一、水が入り込んだとしても下の部分が空いていたら水が抜けていく道があるということです。

なるほど…防水処理といっても意外にも奥が深いです。。ただやるだけではないんですね!

次回のブログもお楽しみに♪


本日もブログをご覧くださいましてありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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