エコキュートの点検と清掃方法は?

皆さんこんにちは!

凰建設株式会社 工事部の山下です。

たまに、他社さんのHPを見ることがあります。

主に施工事例や会社の雰囲気であったり・・・

新築工事部であったりリフォーム部、アフターサーポート部など部門ごとに分けてある会社さんもあります。

私は幅広く担当したいので、新築工事やリフォーム(増改築)、お引き渡し後のアフターメンテナンス、県営住宅などを任せて頂いてます。

仕事量が多いですが、なんと言っても楽しいですよね!!1つとして同じ物件はありません。

お一人お一人想いが違うので打ち合わせをしてデザインや納まりを考えていきます。提供する側と提供される側の立場に立ってどうしたら分かりやすく伝えることができるのか日々の学びですね⸜( *´꒳`*)⸝♪

常に学んでいかなければ対応が出来ない新築工事や増改築工事では、新建材が出てきたり新しい工法が出てくると学んで施工していく必要があります。

アフターメンテナンスでは、様々なことがあります。外壁のメンテナンス・電化製品の入れ替え・間仕切り壁の作成・日々のお手入れや清掃方法など

他社さんで建てたけれど、床下に付けていた断熱が落ちています。これっていいの?(ダメです)

凰建設だとどのようにされていますか?ここに棚を作ることが出来ますか?

1番難しいのは他社さんで建てられたお住まいの工事です。特に建てたばかりだと・・・


このように様々な工事がありますが、増改築工事の流れとしては↓↓

ご依頼があってから訪問(打ち合わせ、採寸)をして見積もり作成、お見積もりの提示(打ち合わせ)、ご契約をいただいて工程作成(職人さん手配)、着工前の近隣あいさつ、工事着工(現場管理)、中間検査及び完成検査(工事の規模により異なります)、お引き渡し、アフターサポート(末永くよろしくお願いいたします🙇)

工事の流れとしては上記になります。

書いてみると簡単そうに見えますけど、思っている以上に大変です。

ときに失敗することもあります。その失敗を通して”あーやってしまった”と思うだけなのか、なぜ失敗してしまったのか?どうしたら良かったのか?など振り返り、次はこうする!こうした方がいいな!と気づきがあり成長することができるチャンスだと思います。

私たちの人生でも同じことが言えると思います。学生時代や社会人になり仕事をしていく中では様々な壁であったり不安なことがあります。

ヤバいヤバいと自分を追い込みすぎては良いことはありませんし、嫌になってしまいます。

大変な時こそ一度、深呼吸をしてリラックスをしたり誰に話してみるとスッキリします。

不安な事や気になっていることはお気軽にお問い合わせください♪


前置きが長いわ!と言われそうなのでそろそろ本題へ行きましょう🫡

本日のタイトルにある『エコキュートの点検と清掃』について

意外と知られていませんがエコキュートにも定期的なメンテナンスが必要です。

それは何故なのか?水を貯めるタンク内であったり配管内に不純物が溜まる恐れがあるからです。

配管内に溜まった汚れが目詰まりを起こして配管内の劣化を進行させてしまったりすることがあります。

エコキュートの寿命は約10年といわれていますが、それより前に故障することもありますし持ってくれることもあります。

基盤やパッキンなどで不具合が……( ;꒳; )

日々のメンテナンスをすることで長く使えることがありますので、目安として半年に1回を目安にお願いいたします。

※エコキュート本体の写真

まずはエコキュート本体に付いている小窓を開けます。(上記の写真にある部分)

1番上が逃がし弁があり、真ん中くらいに漏電遮断器が付いています。

まずは、1番上に付いている逃がし弁レバーを手前に引くか押してみて正常に水が排水されるのか確認をお願いします!

※万が一、水が流れない場合は早急にご連絡お願いいたします。

逃がし弁は貯湯タンクの圧力が高くなった際に膨張した水を対するための機能です。上手く排水されないとタンクが変形してしまう恐れや水漏れの原因となります。

実際に開けてみると下記のようになっています!見ながらやってみると分かりやすいと思います。

※写真は逃がし弁になります。

次に漏電遮断器の動作確認です。

電源扉を開けて『テストボタン』を押して正常に切りになるのか確認をして入に戻してください。

この機能はエコキュートが漏電した際に自動的に切りにする機能です。この機能が正常に作動しないと家全体の(漏電)ブレーカーが落ちて上がらない状態になってしまいます。

※濡れた手で触らないでください。エコキュートにてお湯を沸かしている際は電源を落とさないでください。

※写真は漏電遮断器になります。

次にエコキュート本体の脚部カバーを取り外します。正面向かって両側に止めてあるビスを外します。(手で外すことが出来ます)

カバーを外すと下記のようになっています。機種により形が異なることがありますが、どのメーカーさんも同じようになっています。

※エコキュート本体の1番下にあるカバーを開けます。

主にメンテナンスをするのは右側のみです。

  1. 緑色で囲ってある部分の『給水の止水栓』を閉めます。思っきりやると折れるのでゆっくり閉めてください。
  2. 次に先程の”漏電遮断器を切り”にしてください
  3. 逃がし弁を開けて1分ほど待ちます
  4. 赤色で囲ってある部分の『排水栓を開けます』大体、排水を開けてから2分が経つと排水栓を閉めます!(目安で2分流すとタンク内の汚れはほぼ無くなります) ※ここで注意しなければならないのが排水しすぎるとお湯がなくなってしまうので”沸き増し”をしないとお湯が使えなくなる場合がありますのでご注意ください
  5. 排水栓を閉めたら紫色の丸いところを開けます。たまに硬い時があるのねコインを使うと開けやすいです。『給水口ストレーナー』を外すと網のような部品が付いています。この部分をブラシで汚れを落としてあげて元に戻してあげます。
  6. 排水栓を閉めたら(重要なので2回言いました)、初めに閉めた給水の止水栓を開けてあげます。(緑色の部分)ここで水漏れがないのか確認をしてください
  7. お湯が排水口から出てきたら『逃がし弁』を閉めます。(手前に引いていた部分を下ろしてあげます)
  8. 最後に漏電遮断器のブレーカーを入に戻してください
  9. 念の為、再度逃がし弁を2,3回ほど奥に押してあげてお湯が排水されるようになるまで繰り返してあげてください
  10. 混合水栓からお湯が出るか確認をしてください
  11. +‪αで室内にあるリモコンのその他から『配管の空気を抜く』を選択し行ってください
※エコキュートの脚部カバーを外した状態

これでエコキュート本体はOKです。

⑪の『配管の空気抜き』は行わないとエコキュートが不具合を起こす場合があります。

メーカーさんにより配管の空気抜きのやり方は異なりますが、室内のリモコンから操作が可能です。詳しくはご説明書をご参照お願いいたします。


次にエコキュートの横にあるヒートポンプ(室外機)です。

右側に付いているバルブのようなものを開けて配管内の水を抜くのですが、これがまた気をつけないと大変なことになります。

1つ目は、全て緩めないで軽く緩めて水が出るくらいになったら1分ほど水を抜いてください。

2つ目は、紫色に囲ってある1番上の部分がお湯です。思っている以上に高温です!火傷に注意してください。(本当に半端なく冗談にならないほど熱いです!!)

ヒートポンプ内にある配管も綺麗にしていきましょう。

※ヒートポンプの水抜き箇所

最後に紹介するのが配管内の清掃です。(ここは常に清掃されていると思います)

浴槽内にある循環口(配管)より上に水があると毎日、自動的に配管を清掃してくれる機能が付いたエコキュートもあります。

しかし、水だけでは落とせない汚れもあるのでエコキュートの配管専用の洗浄剤があるので2ヶ月に1度(長くて半年に一度)は清掃をお願いします。

  1. 浴槽の循環口より上に水を貯める
  2. 洗浄剤を入れて洗浄ボタンを押す
  3. 1時間ほどで洗浄を停めて排水する
  4. 再度、浴槽の循環口より上に水を貯める
  5. 洗浄ボタンを押して配管内を綺麗に仕上げる(30分間ほど)
  6. 終わり次第、水を排水して浴槽を清掃する

※浴槽内に取り付けられている循環口のフィルターも清掃をしてくださいね!

ここまで簡潔にご紹介してきましたが、ご自宅にあると思いますご説明書にお手入れ方法が分かりやすく記載されています。そちらをご参照して頂けますと良いかもしれません。

最後に、エコキュートにしたら水圧が弱くなったとお聞きします。設定温度を高めにしていただいてシャワーなどから出すお湯は低めにすることで水圧が上がることがあります。

原理として熱いお湯を沸かしてタンク内にある状態から実際に出すお湯は低く設定されていると多めに水を混ぜながら出そうとするので、水圧が上がるだろうということです。

実際に上がるかはお試しくださいね♪


※注意喚起をしておきます。

よくエコキュートの訪問点検が多くあるようです。見るだけですよ〜と言われて見てもらうと取り替えた方がいいですね!など高額請求されることもあるようです。

訪問点検が来た時は、名刺を貰うことやどこの会社なのか?詳しく聞いた方が良いかもしれません。

ご注意ください!


本日もブログをご覧下さいましてありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。

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