大工さんの技量です。

皆さんこんにちは!

凰建設株式会社 工事部の山下です。

たまに他社さんの建物を見かけることがあります。

運転をしていると見かけるので、内装などじっくりと見ることはできませんが、私が見ている箇所は『外観はどのような仕上げなのか?納め方は?』が1番です。この他に雨が降るという時の養生、廃材BOXの中身、建物まわりの整理整頓を見ています。

会社さんにより方法は異なりますが、整理整頓は当たり前に出来ていなければいけませんよね。

ごちゃごちゃしている状態(ゴミや不要なもの)が置いてあったりするのは良い印象ではありません。

忙しいから仕方ないでしょ!というのは分かるのですが、立場が変わりお施主様はどのように感じられるのか?ご近所さんの方が見たらどのような気持ちになるのか?

私は絶対に嫌です。現場を整理整頓するのも監督さんの役目ではありますが、職人さん1人1人が意識するのも必要不可欠ですね!


本日は大工さん(職人さん)の技量について

大工さんというとどのようなイメージをお持ちでしょうか?

木造の家を作る人、直す人という方もいらっしゃいます。

大まかには合っています。そこから深堀してみると・・・

大工さんは型枠大工さんや宮大工さん、家屋大工さん又は町大工さんという分け方もあります。

(船大工さん、建具大工さん、家具大工さん等も)

意外と種類あるのねΣ(・ω・ノ)ノ!?

型枠大工さんは新築などの基礎工事をイメージして頂けると分かりやすいと思います。

お住まいの基礎となる部分、家を支えてくれる箇所の型枠を作ってくれる大工さんです。

※最近は基礎屋さんが行われる所もあります。

※木材ではなく鉄製の型枠を使われる所もあります。

木材で型枠を作成するので一つ一つ加工図(図面)を元に加工を行っていきます。まずは寸法通りにカットして型枠を組み立てていきます。

柱の位置や壁(仕上げ面)の位置といった位置の墨出しを行い印をつけておくことで墨に合わせてコンクリートビスで固定、ホームタイを用いながら締めつけを行いコンクリートを打設しても型枠がバラバラにならないようにパイプサーポートも使いながら施工していきます。

型枠の組み立て作業まで終わると、いよいよコンクリート打設です!かぶりが取れているなど細かな箇所は事前に検査を行います。

コンクリート強度が取られることや均一になるようバイブレーターを使いながら作業していきます。

基礎工事をじっくりと見ることがないと思いますが、基礎屋さんや型枠大工さんがいるから私たちのお住まいがあるのです。

基礎の前に地盤改良(調査)も行い1件のお住まいが完成するまでに数多くの職人さんが入られます。

一生に一度の家づくりですが、完成まで意外とあっという間かもしれません・・・

どのように作られていくのか?職人さんの技量を実際に見てみると良いかもしれませんね。

職人さんもやりがいを持って行われており凄くかっこいいので見とれちゃいますよ!✨


次に宮大工さんです。

宮大工さんは主に神社といった歴史的な建築物を修繕したりする大工さんです。

昔ながらの木組みを用いているため、伝統的な技法で手加工(手刻み)していきます。

木材同士の力の加わり方で加工を変えたりする必要があるので、計算して設計する必要もあります。

木組みといった加工の技術が必要不可欠なので高いスキルが大切になります。

歴史的な建造物をよく見て寺院、仏閣の細かな装飾や複雑な技法があるので細かい作業を進めていくのは大変ではありますが、その分やりがいもあるのが宮大工さんになります。

歴史的な建物が好き!細かい作業が好き!複雑な加工があると燃える方など様々な方がいらっしゃいます。

この他にも気になる方は『宮大工さん』と検索してみてください🙇


最後に家屋大工さんや町大工さんについて

最近では上記のように呼ぶのではなく『大工さん』と呼んでいますね!

私たちの身近にある建物を新たに建築したり修繕してくれる大工さん!

ここまで来て思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一律で大工さんじゃダメなんですか?

んー、、ダメではないと思いますが、こういった〇〇大工さんもいるんだなと知っていたら嬉しいです。

今まで紹介してきた大工さんたちは高いスキルを持ちその現場ごとに臨機応変で対応することもあります。

そのためには多くの知識と技術が必要不可欠!

なかなか続かないんですよ、、、

建設業は外作業がメインになります。

夏は暑いし冬は寒い、高所作業、肉体労働をしながら頭も使わなければならないと言ったことが当たり前にあるんです。

思っている以上に大変です!

本当に辛いこと大変なこと様々なことがあります。

でも、楽しいんですよ?

お客様から『ありがとう』ご近所さんから『綺麗になったね!』などお喜びのお声が直接仰っていただける事であったり

建設業はカタチとして(地図にも)残っていきます。

ここは俺が建てたんやぞ!私が建てたの!など誇りに思えることが大きいと思います。

完成した時の嬉しさは何度経験しても凄く嬉しいです。

学びたい!成長したいという気持ちと継続力がある人でありど根性がないと続けることができないかもしれませんが、確実にやりがいがあります!

下記はK大工さんが作成してくれた庇です。

木材が湾曲している部分、素敵じゃないですか!?

ノミやカンナを用いて加工している姿見たら惚れちゃいますよね、、、

カッコよすぎますよ✨✨

上記のように加工できるのは大工さんからしてみたら当たり前かもしれませんが、私は本当に凄いなとお客様と話していました。

大工さん素敵です♪


しかし、若い大工さん(職人さん)不足が問題となっています。

暑いのは嫌だ、寒いし肉体労働は大変だから、怒られるのが嫌だから、、、

その気持ちは分かりますよ。私もぶっちゃけ嫌ですもん!(笑)

夏は暑いのが当たり前、雑用ができて当たり前、怒られるのが当たり前でもあります。

しかし、私が当たり前だと思っても相手が当たり前だと思わないかもしれないと言うのがあります。

これは難しいところなのです、、

夏は暑いから空調服を使おうね!飲み物買ってきました!掃除や整理整頓など職人さんが作業を行いやすいように事前に準備をする(整える)と言ったことを人任せにするのではなく進んで行ったり、手が空いてたら〇〇をお願いできる?など声掛けも大切ですよね。

逆にですよ?下記のように言われたら・・・

例えば、おい!あれもってこいよ!早くしろよ!休憩ないわ!バカなのか?と言われてどう思いますか?

良い気持ちではないと思います。瞬く間に炎上する事もあります。

少し前までは日常的だったものが、今では言われると次の日から来なくなってしまうことがあります。

優しいばかりだと建設業だと怪我します最悪の場合は命を落とすこともあるので、危ないことはきちんと叱られることも必要だと思います。

なぜ叱られたのか?ポケ〜としてても何も学びもないですし楽しくないです。

今日は〇〇ができるようになった!学ぶことが出来た!次はこうしようと言ったステップアップが出来るようになりたいですよね。

仕事ではあるのですが、人生の学びといった今日も一つ成長するぞ!という気持ちで頑張っていきましょう!

あんまり書いてると山下、ちょっと…と言われそうなのでこの辺で失礼します!


怒られると叱るの違いはご存知だと思いますが、簡潔に書いてみます。

怒るとは、相手に自分の感情をぶつける事

腹が立つことがあると言いたい事だけ言う

叱るとは、相手に正しい方向へ導くために何が良くなかったのか?気づかせることです。

どうしたら良かったのか?アドバイスをすることです。

一方的に言うのではなく、相手の話を聞いてお互い納得することで学び成長へと繋がりますね。

イライラするのは分かりますし、ついついカッとこの野郎!という気持ちも分かります。

もし、自分自身が言われたらどう思うのか?目をつぶって深呼吸をしてみるとリラックスできると思います。

怒るのではなく『叱る』ことを大切に


本日もブログをご覧下さいましてありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。

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