無垢の杉は暖かい(?)

「杉の床は気持ちいいですよ~!」

「柔らかくてあったかいですよ~!!」

って言われた事、ありませんか?自然素材の家がいいなあといろんな建築会社さんを巡っておられる方でしたら一度はどこかで聞いているでしょう!

杉の床が柔らかいのは分かる。言いたいことは分かる。でもなぜ柔らかいから、暖かく感じるのか?ずっと疑問だったので調べてみました。

木材は、広葉樹と針葉樹がありますね。

別の呼び方で、広葉樹はハードウッド、針葉樹はソフトウッドとも呼ばれます。

ハードウッドは、ナラ・カバ・クルミ・メープル 等です。

ハードウッドは繊維が細かく密になっていて、硬い(ハード)のが特徴です。

硬いので傷が付きにくいということで、最近は凰建設でもナラなんかを選ばれる方も増えています。

逆にソフトウッドは、杉・桧・パイン等、繊維が同一方向を向いていて密ではなく、柔らかい(ソフト)のが特徴です。

ソフトウッドの方が繊維が密でないので、空気層が多いです。この空気をたくさん含んでいるというのが、ハードウッドに比べてより暖かく感じる理由だそうです!

(空気は熱伝導率がとても低く、熱を伝えにくい物質です。例:【乾燥空気0.0241W/m・k】【グラウウール0.036W/m・k】)

杉は柔らかいから傷が付きやすいという理由で懸念される方も多いですが、これから何十年もそこで暮らし、子育てをしていく中で家に傷が付かない事はあり得ませんのであまり気にし過ぎないのが良いと思います!モデルハウスの床も岐阜県の杉を使っています。よく見ると傷だらけですが、敢えて節のあるものを使っているのであまり気になりません!(笑)

家は建てて完成ではなくそこから始まります。完璧を求めすぎるのも違うのかもしれませんね。

ここからは余談ですが、ハードでもソフトでも、無垢のフローリングはさらっと感がとても好きです。

自宅の合板フローリングのぺたぺたと比べると、歴然の差です。木目調だからってなんでもいいわけではありません。

どちらも体験してみると、違いも、自分の求めていることも、より分かってきますよね。色々見て、体験して、比較してみてください♪

K様邸お引渡しです♪

皆様こんにちは!凰建設の森島です。

本日は池田町でお引渡しをさせて頂きました!K様おめでとうございます!

モスグリーンのガルバの外壁は田んぼ道にも馴染み優しい雰囲気のお家で、まさにお施主様のためのお家だなあと感じました。

自身では、1/100のA3サイズで見る寸法と実際の使い勝手や空間の感じ方に注目して、少し中を見させていただきました。

寸法をなんとなく身体で分かっているつもりでしたが、図面を見ていると若干狭いのかなと思っていたスペースが逆に使い勝手が良い寸法であったり、居心地のよさそうな空間になるという事が体感できました。

ロフトへ上がる階段の下-ワークスペース-

天井高さについても、梁下で190㎝程度のお部屋がどんな風に感じるのかというのを身に着けてきました。

今の時代の家づくりは、なんでも広ければ良いというものではなくなってきています。ですが一生に一度の家づくり、もっと広い方がいいのでは、もっともっと、と心配になると思います。

コロナ禍ですので、打ち合わせ中のお客様と一緒にOB施主様のお家訪問をさせて頂いたりというのは難しく、空間のイメージを具体的につかめる場がモデルハウスしかありません。

自分の感覚を磨いて、適切なご提案ができるような設計士になっていきたいと思います!

ぼーっとしたい時

皆様こんにちは!凰建設の森島です。

私は寝る事が大好きというか、なぜか家では身体を起こしていられないので、ほぼずっとベッドに居ます。なのでベッドから手の届く範囲がとても充実しています。

最近私は最高の寝床を見つけてしまいました…

見覚えのある方もみえるかもしれませんが、ここはパッシブモデルハウスのロフトです!!

森島的心地よいポイント

1. 言わずもがな快適な温湿度
 今までの家では、ロフトは暑くて使えない、階段を上るにつれて暑くなるといった印象や経験があるかと思います。こちらのロフトでは、ロフト部屋とはいえ目の前にエアコンがあるから暑くないのだろうと思われるかもしれませんが、実はこれは家の性能のおかげなのです!このモデルハウスでは、屋根にも30㎝程の断熱材が入っていて熱から守られています。

2. この低さが丁度いい
 基本的にロフトの天井高さは1m40㎝までと聞いたことがある方もいるかもしれません。それ以上になると、一つの階とみなされ固定資産税に大きく影響してきたりします。聞いただけでは、自分の身長と比べて低すぎる!腰を曲げないと歩けない!と思われると思います。ですが、一度何も考えずに人ダメソファに座ってみましょう。とてもとても落ち着きます。よくよく考えれば家の中で自分の身長(158㎝)を最大で開放しているのって玄関、キッチン、洗面くらいなのではと気づいてきました。

3. 窓がない
 このロフト部屋自体には窓が付いていません。ただ、2階の各部屋や吹き抜けに面しているので他の部屋の窓から入る光がほんのり広がってきます。外との繋がりももちろん大事にしたいところですが、私的には外から見えない、クローズな空間がとても居心地が良いです。ただし、子ども部屋などしっかり個室として使う場合には窓は欲しいかもしれませんね。

私は謎に防犯意識が高く、窓の外の人影や外の音が必要以上に気になってしまうタイプなので、高気密高断熱で外の音も気にならず、ただひたすらぼーーっとできるモデルハウスのロフトが最強なことに気づいてしまいました…

エアコン一台で冷房や、温度差換気の相性も抜群で、 しかも坪数を増やさず自分の(子どもの)居場所を作れるのでとてもおすすめです。

ロフト最強説に気づいてしまったとは言え、私の寝床になっている訳ではありませんので、モデルハウスにご来場いただいた際は安心してロフトも覗いてみてください♪モデルハウスのご来場予約はこちらから! ↓↓

杉の外壁の8年後

皆様こんにちは!凰建設の森島です。

本日は「処暑」だそうです。社長に教えて頂きました。いつもふらっと現れて色んなことを教えてくださいます。

処暑とは、1年間を24分割して季節を表す二十四節気の14番目の季節で、夏が過ぎる頃です。丁度昨日、事務所の隣の畑でたくさんのトンボが飛んでいて夏の終わりを感じていました。

さて突然ですが、凰建設のモデルハウスはいくつあるかご存知ですか?

おそらく多くの方が初めに来場されるのは、芥見南山の「パッシブモデルハウス」

次に生づくりの床(九州の飫肥杉を生づくり加工した床材)に興味を持っていただけた方には、上芥見の「生づくりの家」で実際に床の踏み心地の良さを体感していただいています。

生づくりの床(無垢材のさらっと感とでこぼこの加工が気持ち良いのです♪)

そして、、皆さんにあまり知られていないであろう、「スギバコスタイル」のモデルハウス。

これは金華の河原町に建っています。先日帰り道にふと、スギバコスタイルちょっとみて行こうかという気になって見てきました。(実は初めて)

内装も外装も岐阜の杉をふんだんに使用したモデルハウスです。

地産地消、「家づくりを通して地域を豊かに」というのは、凰建設のモットーの一つです。

これを見ると外壁の杉板の経年変化がよく分かります。

2013年頃の建てた当時がこんな感じ↑ 手前は無塗装の杉板、奥はサイデイングです。

それから8年後には↓こんな感じに。

無塗装の場合は、側面のシルバーグレーになり、そして手前の黒色に変化していきます。

どちらの面をみても、やはり軒の下だけ色の変化が全然違いますね。

しかし黒くなった杉板が腐っているということではないので、この自然素材の変化を良しとすれば無塗装の板貼りはノーメンテナンスでもいいですし、休日のDIYで張替ができるように作るのも一つの手ですね。

逆に劣化と感じる方の場合は、パッシブモデルハウスのように塗装をしておいて、5年~10年に1回塗り直しをするのが良いと思います。

それ以外には、最初から濃い色に変わった後の色にしておいてしまうというのもあります。

パッシブハウスプレミアムの認定申請中のお家の外壁がこのやり方でした!↓

エコ・ウッド・トリートメントという塗料を塗った杉の板張り

板張りの外壁、かっこいいですよね~
どんな風に変化していくのか、木は腐らないのか、、スギバコスタイルのモデルハウス見学も機会があれば是非お問い合わせくださいませ♪

各モデルハウスの見学はこちらから→→ 来場予約

家づくりに必ず役立つ情報はこちらから→→ 凰建設YouTubeチャンネル

設計のための調べもの(=^・^=)

皆様こんにちは!凰建設の森島です。

私の普段の業務の一つに専務の書いた手書きの図面を、お客様に見て頂きやすいよう3Dで見れる図面を作るというのがあります。

現在は来年の夏ごろ、丁度1年後に着工のお客様の間取り打ち合わせがあります。

猫を飼われているお家なのでキャットウォークでも作ってみようと思い、猫のみなさんがどれくらい跳べるのか調べてみました。

平均的に125㎝~150㎝も跳べるんだそうです!身軽なイメージはありましたが、、猫の脚にそんなにもバネの力があるんですね!驚きました!個体差はあると思いますが、、

玄関を開けて猫ちゃんたちがいたら可愛いだろうと思って作ってみたりしています。

間取りが固まったら本格的に内外装の素材や色決めのお打合せに入っていきますが、

何かしらヒントになればいいな~と思いながら作り込んでます!

どのお家も、早くも完成が待ち遠しいです♪

岐阜県応急仮設住宅にて熱橋検査

皆様こんにちは!凰建設の森島です。

先日岐阜県の応急仮設住宅へ、サーモグラフィーカメラを持って行ってきました!

岐阜県産の木材を使用した仮設住宅で、2~3人暮らしを想定した一般型と、福祉対応型の2棟が建っています。

一般型玄関ドア
一般型玄関ドア

室内はエアコンを付けていて冷え冷えですが、アルミの玄関ドアから外の熱気が伝わってきているのが分かります。

一般型トイレのサッシ
一般型トイレのサッシ

ここで使っているのはペアガラス・アルミサッシです。こちらも、ガラス部分よりアルミ枠から熱が伝わっていることが分かります。

壁は断熱材が入っていて熱の伝わりが無いですが、上の写真の赤くなり熱が伝わっている所が所謂【熱橋】というものです。

熱を橋渡しする、夏はクーラーを入れて部屋を冷やしていても、この熱橋から絶えず

38℃、39℃の外の熱が家の中へ入ってきます。

逆に冬は、せっかく暖めた室内の空気はこういったところから知らぬ間に逃げていきます。

なのでいつまでたっても冬は寒いのです。

弊社モデルハウスはというと…

こちらからご覧ください →→→ 熱の逃げ方比較

本日もご覧いただきありがとうございます!

そんなに違うの??と疑問を持たれた方は、是非一度体感してみてくださいませ♪

モデルハウス見学はこちらから →→ 来場予約

暑くないロフトだったら欲しいかも?

皆様こんにちは!凰建設の森島です。

先日プライベートで賃貸の内見に行ってきました。

玄関を開けたらすぐに階段、という部屋も見に行ったのですが、、

階段の途中からめっっっっっっ ちゃ暑い!!!

見事に階段の途中で温度が違いました。

最上階恐るべし、、でももしかして皆さんのご実家もこんな感じでしょうか?

実家にロフトがあったけれど、夏は暑くて暑くていられなかった。ロフトなんていりません!というお話も良く伺います。

実はそれは、家の断熱の問題です。

高気密高断熱、屋根にもしっかり断熱材が入っている凰建設の家ではロフトが暑いという事にはなりません。

例えばモデルハウスのロフトは、セカンドリビング的な感じで家具を置いたりしています。

基本的に床に座ったりゴロゴロして過ごすことを想定しているので、大人が背筋を伸ばして歩ける高さは必要ありません。むしろこもった落ち着く空間になっています。

その他に、旦那さんの書斎スペース、子ども部屋、もちろん物置でも。

高性能な家だからこそ、ロフトもいい感じに活用できるスペースになります!

太陽光、載せようかどうしようか

皆様こんにちは!凰建設の森島です。

あっという間に8月に入りました。毎月のようにあっという間だなあと言っている気がします。

本日は夏の風物詩、第一月曜日の草刈りの日です。草の香りがなんだかコッペパンの日の給食の匂いを思い出させました。相当暑かったのでしょうか。

今朝7:30頃、モデルハウスへ入ると玄関もLDKも、もちろんロフトも

全く暑くなく、快適な環境でした。

室温:25.8℃ 相対湿度:56% 絶対湿度:11.64g/kg

モデルハウスにも4kWの太陽光パネルが載っているので、太陽が出ている5:30から17:30までの間エアコンをつけっ放しにしています。

太陽光を載せるかどうかというお施主様の悩みはいろんなところで聞いたり、見たりしますが今は無料で太陽光という初期費用無料、もしくは手数料等のみで太陽光を載せられるという事業がたくさんあります。

とくに岐阜県は選択肢も多い方です。

最近話題のカーボンニュートラル2050に向けたタスクフォース、在り方検討会、
太陽光設置は近いうちに義務化になると思います。

その頃になって自費で載せるよりは、今しかないお得な事業にのっかってみるのもアリではないでしょうか?

無料で太陽光の多くは、売電収入は事業者のものに、その代わりに事業者が提供する電気料金プランは既存プランよりも安くなるよというものです。

そして10年~13年の契約期間終了後には太陽光発電システムは自分のものになります。

リースの場合は、太陽光発電システムと設置費用を毎月の電気代で支払っていき、支払いが終わると契約終了で自分のものになるというシステムです。

太陽光を自費で載せるか迷われている方は、PPA、屋根貸し、リース、、こんなのもあるんですか?と建築会社さんに相談してみましょう!!

断熱も、省エネも、太陽光も、家族が快適に、幸せにの先には子ども達が生きる未来の地球があります。

真夏の風通しで得られるモノとは

皆様こんにちは!凰建設の森島です。

いつからか蝉が鳴き始めて夏を感じています。

今日は明らかに燃費の悪そうな車に乗って用事を済ませて帰ってくる道中で

家のあらゆる窓を全開にしているお家がありました。(大掃除中だったのかもしれません)

夏は暑いから窓を開けて風を通したいというご要望もよく頂きます。

夏に窓を開けると、

・もわっとした熱気が入ってくる

・もわっとの原因、湿気も入ってきている

・虫の侵入

私はこのすべてが好きではありません。窓を開けなくても、冷暖房を我慢しなくても、

省エネで快適な家がいいですよね。そんな家が日本以外の先進国では当たり前だという事、

日本でもこれからはそんな夢みたいな家を作る事が、住む事が義務になるという事、そんなことを知った上で自身の最適な家づくりの選択をしていただけたらと思います。

必ず家づくりに役立つメルマガはこちら →→  日刊メールマガジン

家づくりで後悔したくない方はこちら →→  凰建設YouTube

ご来場予約はこちらから →→  モデルハウスご来場予約

ちなみに、私の母の実家は長野県の山奥ですが、そこではエアコンなしで窓を開けて過ごす暮らしがとても快適です。夜は肌寒いくらいです。(ただし古い家なので冬は地獄の寒さです。)

岐阜、愛知では考えられませんよね…

土用に舞い降りる土公神

皆様こんにちは!凰建設の森島です。

昨日から夏土用です。

恥ずかしながら土用の意味を今まで知らなかったのですが、土用とは、季節の変わり目の18日間のことで、春夏秋冬、年に4回あります。

確かに1年に何回も「土用」って聞くなぁとは思っていました。

夏土用は7月19日から8月6日までです!

この期間は土気が盛んになり、土を司る「土公神」が土を支配すると言われています。

そのため、昔は土用の期間に土を触るのはよくないとされていたようです。

この期間中に土公神が天上に行く日で、土を離れる日もあるらしく、土を動かしても問題ないとされる、「間日」というものもあります。

今年の夏土用の間日は、7/19、7/23、7/30、7/31、8/4 です。

現代では、土用の期間に全く工事をしないというのも難しくなってきたため、

そのような風習を気にする場合は、土用の期間の 着工 を避けるとしていることが多いようです。

土用の習慣や、家相など、建築には昔からの根強い風習があったりします。

どんなご要望にも対応していけるよう、毎日インプットですね!

本日もご覧いただきありがとうございます!今後ともよろしくお願い致します。